1988 VWゴルフⅡ GTI レストアストーリー by Atelier R/L
フォルクスワーゲンゴルフⅡ 1988 GTI LHD 4Dr レストアストーリー
数年間不動車だったこの個体。オドメーターは35000Kmを少し超えたところ。
運よく前オーナーが無理をせず放置したことが幸いした。まずはバッテリー交換に始まり腐敗したガソリンタンク及びヒューエルラインの見直し、各ヒューエルライン上のパーツを交換し点火系としてプラグコード、プラグを交換。ようやく火が入った。
まだ健全な補器類はそのままにシフトリンケージの再調整、ヘタった純正ダンパーをビルシュタインに交換しタイヤをお決まりのコンチネンタルに履き替えた。保安部品を点検後車検取得に至った。
内装はヒビが入ってしまったダッシュボードを中古良品に交換し内装、シートクリーニングを経てスピーカー交換、パワーウインドウレギュレータ交換、オーディオ交換とさほど重篤でないレストアを施し見事に30年経過とは思えぬ仕上がりを見せてくれた。
外装は各モール類の紫外線劣化もほぼ感じられず、年式を考えれば素晴らしいコンディションだ。一部欠損していたいわゆるGTIに不可欠のサイドラインの赤モールは手を尽くしたところデッドストックが見つかり新調させることができた。ボディに磨きを施し艶を蘇らせヘッドライトやワイパーなど各部の洗浄を細やかに行う。リア左のサイドシル部のへこみを板金し各所に目立ったデントもリペアし1988年のその姿に限りなく近づいた。
2019年5月11日 再復活を遂げた。
Drive to NIKKO = NUMATA Historic car owner’s club 〜沼田ヒストリックカーオーナーズクラブ
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