オリジナル開発!自動車リフトの試作品1号
いよいよ始まりました自動車簡単リフトの試作品制作作業。
さすがはプロの仕事。ガンガン形になって行きます。
そして試作品バージョン1が組み立て完了。もちろん塗装は無し。
まずは自動車を載せてみて様子を見ます。
当然と言うか、色々課題が見つかりますね。
まずは車高の問題。
載せたのが、それほど低くないので、特に問題なく進みましたが、諸侯の低い車はちょっと厳しそう。
このBMWは、だいたい車検ギリクリアという感じの高さです。それで余裕は3cm程度。
これより低い車は、補助スロープなどが必要になりますね。
スロープ部分の強度は問題なさそうです。この板を裏返しに取り付けると、車高の低い車に対応できるのですが、そうなると、他の部品との接触部分に加工が必要。つまり高価になってしまいます。
価格は出来る限り下げたいところ。
また、先頭部分のシルバーの台の高さは50cm。
これも高すぎるのか? もっと上げてもいいのか? この辺は、実際に潜り込んで作業してみないと、なんとも言えません。
少しゴツ過ぎる気もしますが、やはり安全性(強度)も大切。ここのサイズの選択は専門家の判断に任せることにしました。
しかし将来的には高さの調整も可能にしたいかも。
最大の課題は、フロアジャッキで持ち上げる部分の造形です。
ここを丸パイプにしたのは、自動車を載せるときに回転させてじゃまにならないようにするため。例の「Kwik-Lift Car Lift」を参考にしました。
問題はここの強度と重量のバランスです。
下手に太く厚い素材を使うと、重くなるし高価になります。かといって薄くすれば安くなるけど強度が心配。
絶妙な素材選定と加工の工夫が必要です。
その他、車輪止めやジャッキアップ後の固定用の足も取り付けようかと相談しましたが結局取りやめ。
車輪止めはゴムのやつを買えば2,000円前後。足はリジットラック(ウマ)を使えば4,000円程度です。
どちらも鉄板で加工・取り付けしてもらうと、この金額では無理。
ここはコスト優先で、自前で用意することとします。
バージョン1の課題は大きくふたつ。
一つは低い車高への対応。
もう一つはジャッキアップ部の強度。
そして、ここまで来て気がついたのが輸送の問題。
レールが4mあるので、簡単に宅急便で! というわけには行きません。
近場なら直接運ぶことで問題ありませんけど。
以上、少々課題への対応を行い、いよいよ設置・試用に入れそうな感じ。
現状では10万円を軽く切る価格で制作できそうです。
続くよー
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